ソ連製マシンガンPKMの発展型として2000年代に登場した“PKP”通称：ペチェネグ。フルオート射撃で過熱した銃身を戦闘中に交換できる従来のPKマシンガンとは異なり、このモデルはそのような銃身交換はできない。発射と同時に銃身を冷却する機能が追加されたことで、そもそも過熱しにくいようになっているのだ。これによりPKPは600発もの連射が可能といわれている。長くて重い予備銃身が不要で、PKシリーズ譲りの軽量設計を踏襲していることから、機動力と火力の両立が求められる特殊部隊などでは、非常に有用な軽機関銃である。